2005.8.3 イラク駐留再延長、常任理事国入り問題等を質す 外務委員会


最初に町村外務大臣の就任(平16.9.27)から今日までの総括を聞いた。大臣は「日米や近隣諸国、中東などそれぞれの問題について努力してきたが総括的なコメントは時期尚早。今後とも努力を続けていくだけ。」との答弁に対し、「常任理事国入りの厳しい状況や日中、日韓、日朝と我が国の外交は八方ふさがりだ。町村外交には安倍(晋太郎)先生の志しの継承を期待したが残念だ。」と日本外交の現状を非難した。
次にイラクの自衛隊駐留について国連安保理決議1546号イラクの正当政権が発足する12月までとなっているが、移行の過程が厳しい状況にあることを指摘したうえで、イラクは極めて不安定な状況にあり日本は自衛隊の撤退について重要な決断を迫られるとして外相、副大臣並びに政務官一人ずつの見解を求めた。外相らは自衛隊の活動が高く評価されているとして派遣期間と定められている12月までに判断すると結論を先送りした。
さらに日本の常任理事国入りの問題について、足元のアジアやアメリカの支持が得られていない、厳しい状況にあるとの認識を示した。そういう状況でODAを利用して支持を得ようとしている大臣の発言があったことについて「日本にとってプラスにならない」と批判した。また常任理事国入りできなかったときの政治責任について質した。
町村大臣は「タウンミーティングに出席した際、そういう意見があったことを紹介しただけ。常任理事国入りとはリンクさせていない。政治責任については、マラソンにたとえればようやくスタジアムに入ってきたところでトラックをあと1、2周しなければならない状況。その時、ゴール出来なければと言われても答えられない。」と明言を避けた。


2005.7.15 フランス・ベルギーとの社会保障協定と拉致被害者家族について質す 外務委員会


海外で働く日本人の年金等について日本と赴任地の二重払いになる負担を避けるため、政府は各国と社会保障協定を結ぶ交渉を行っている。日本の場合概ね赴任期間が5年に満たない場合は赴任地の年金等の支払いを免除する交渉を行っているが、今般フランスとベルギーについて国会承認が求められることとなった。

質問では企業や個人が海外で安心して活動できるようにするためにも各国との交渉を速やかに進めるべきとした後で、現在交渉中の相手国や在留邦人が多い中国、ロシアなど社会保障が十分でない国との交渉、年金・医療保険だけでなく労災や雇用保険なども加えるべきと様々な観点から政府の考えを質した。
また、日本の年金制度についても「25年の納付で受給権が確立するのは長すぎる、もっと確立し易くする制度に変えたらどうか」と質したが「期間を短くするのは低額受給者を増やすだけ」と開き直りとも言える答弁しかなかった。

さらに町村大臣に複雑な年金制度の一元化についての所感を問うたが、大臣は「個人的には既得権などの問題があり簡単ではないが将来は一元化が望ましい」と答弁した。また自ら民主党の議員年金廃止議連の会長を務めている立場から議員年金廃止についても問うたが「自分の問題として考えてこなかったが、公費負担が大きすぎることが国民の理解が得られないだろう。理解が得られる制度に是正しなければならない。」と議員年金廃止には積極的とは言えない答弁であった。

最後に前日に町村大臣が拉致被害者家族と面会しているタイミングであることと、前回の委員会質疑で、拉致被害者への支援を「検討してみる」との大臣答弁があったことに関し、その後の検討状況を確認した。大臣は「外務省で検討したが、政府全体でもどうするか考えなければならない。いずれにしても被害者の家族と話し、誠実に対応したい。」と引き続き検討する答弁があった。


2005. 6.29  拉致被害者家族への支援を迫る 外務委員会


6月24日〜26日の3日間、拉致被害者の家族会が議員会館前で座り込みを行い、北朝鮮への経済制裁を求めたことに対する町村外務大臣の思いを聞いた。
町村大臣は 「胸が締め付けられる思いであるが、経済制裁については、6カ国協議が開催できるか微妙な時期であり、タイミングを検討したい。」と慎重な姿勢であった。

次に、帰国した拉致被害者には議員立法により支援が行われているが、まだ帰国していない拉致被害者家族に対しては何も支援がされていない。 拉致被害者への支援の根拠は拉致した北朝鮮に請求し、北朝鮮がやるべき賠償を日本が肩代わりしている事であることから、まだ帰国していない被害者家族に対しても慰謝料などの支援をすべきであると質した。
政府側は当初、あいまいな答弁であったが最終的に大臣が「被害者の中には、まだ帰国していない方も含まれる。考えてみる。」と検討する意向を示した。

さらに拉致問題打開のために町村外務大臣の訪朝を促したが「拉致や核問題など現下置かれた状況の中で何をやったらいいか、いろいろなオプションが考えられる。今この場でどの手段が適切かを言うのは差し控えたい。」と消極的な答弁にとどまった。


2005. 5.13  人身取引の防止に関する条約審議で政府を追及 外務委員会


「人身取引の防止と処罰の議定書並びに移民の密入国防止に関する議定書」の条約審議が行われ、増子代議士が質疑を行った。

人身取引や密入国、不法滞在には暴力団など犯罪組織がかかわり資金源になっており、取締り強化の方針について質した。
政府は「人身売買を刑法に盛り込むなど法整備を進め、取締りを徹底していく。」と答えた。

また人身取引や密入国、不法滞在などによる女性の性風俗の実態に触れ、日本は風俗営業に厳しいと言われるが実際には甘い現状を指摘し、こうした状況が子供へ悪影響を与えること、特に性感染症の増加につながるとした。その上で性風俗営業の取締りについて質した。
政府は「風俗営業の取り締まり強化も大切であり、今国会にも罰則強化を盛り込んだ関連法案を提出し、審議いただくことになっている。」と答えた。


2005. 4.22  小泉外交は八方ふさがり 台湾問題でさらなる関係悪化を懸念 外務委員会


小泉総理が悪化する日中関係について「友好的、率直に話し合えばわかる。」と言いながら、それ以上の対処がないことを指摘した上で、中国との間で3年半相互訪問がないこと、韓国まで反日に政策転換し北朝鮮の拉致問題も一向に進展しない、米国の牛肉輸入問題、北方領土問題も未解決、ロシアのプーチン大統領訪問も決まらないなど小泉外交は八方ふさがりである。小泉外交と町村外交のズレ、不一致が拡大しているのではないかと質した。
「常日頃、総理とは電話で話しおり東と西を向いているわけではない。八方ふさがりというが、今に始まったことではなく、過去にも米国との間で貿易戦争と言う時代があった。」と、他人事のような答弁がなされた。

また靖国問題が日中間の懸案であることに加え、2月19日の日米安全保障協議委員会(2+2)合意で「台湾海峡をめぐる問題の平和的解決」を盛り込んだことが日中関係が深刻になった大きな要因であると指摘した。外務大臣は2+2直後、委員会で「大した問題ではない。」と答えたことについて再確認を求めた。
「先の日中外相会談でも靖国について言及はあったが台湾問題は特になかった。」と中国の反発をよそに日本政府のこの問題に対する認識の低さを露呈した。


2005. 3.30  急変する日韓関係を中心に外務委員会で質疑〜地元二本松市議団が傍聴


韓国の盧武鉉大統領は日韓関係を「過去にとらわれず未来志向」の関係を築きたいと主張してきた大統領であったが、3月1日の日本による植民地抵抗運動記念式典での「過去の真実究明と賠償問題和解」発言以降、日本に対し強行な方針に変わってきた。
それを受けて増子代議士は町村外務大臣に政府として大統領発言の真意を訊ねた。町村大臣は「国と国の関係では(賠償など)済んだ話だが、日本国民としての誠意を見せる必要がありアジア女性基金などを作った(終了)。やるべき取組みをどこまで認識しているか」と発言した。

また増子代議士は、「先の日朝宣言でも賠償問題が含まれていることから日朝交渉に大きな影響を及ぼすことを懸念し、小泉総理も自らの名誉のために北朝鮮と国交正常化をしたい、しかし拉致問題解決なくして正常化はあり得ない。」と発言。これに対する見解を外務大臣に求めた。
「まだ安否不明の方がいる、道半ばの状態。その状態で日朝正常化はあり得ない。」と拉致問題解決のない国交正常化交渉は行わないことを明言した。

また、この日は地元二本松市の「21世紀クラブ」の4名の市議と公明党市議らが研修の一環として外務委員会の傍聴を行った。(「地元活動」参照)


増子代議士と町村外務大臣をはさみ中央後ろに二本松市議団ら

2005. 2.28  予算委員会分科会で介護制度の問題点について迫る


予算委員会の第五分科会(厚生労働省所管)で、かねてより取り組んでいる介護の問題を中心に質疑を行った。
冒頭、臓器移植法の改正見通しについて聞いた。尾辻大臣は「人間の尊厳に関わる問題であり議員立法であったことから改正については触れないが、厚労省としては移植医療に邁進していく。」と移植医療に意欲的な答弁を行った。

従来より指摘されている、介護施設の職員の努力により入所者の要介護度が下がっ場合、施設収入が減ることの制度としての理不尽さを聞いたところ、「昨年もご指摘いただいた。制度創設当時から解が得られていないが、何らかの成果をあげたところに対する評価の指標をいれるなどすることを議論していきたい。まじめに取り組む。」と現状には不満があるものの今後前向きに取り組む姿勢を示した。

また介護の現場におけるマンパワー(介護スタッフ)の不足を絶対数、自立支援への関与不足などの観点から質した。さらに配置基準の段階化などについても問うたところ、「5年目の見直し時期に来ているが、利用者が最初の2年だけで初年度の3割増の130万人に達し、3年経過した現在であればさらに利用者が増加している。」ことなどマンパワーの不足を間接的に認めつつ、予防施策の充実により自立支援への関与不足などを手当てする方向を示した。

増子代議士は、マンパワーを増大させることで一時的には人件費などの出費が増大しても、結果的には手厚いケアが可能となるため介護状態の改善が見込めること、そのため最終的には費用の抑制につながることなどを指摘した。


左の増子議員に対し中央委員長席が後藤田正純主査、右が尾辻厚生労働大臣、江藤副大臣

2005. 2.23  外務委員会で小泉内閣の姿勢を追及!


第162回通常国会の最初の委員会で一般質疑であったことから、まず町村大臣が掲げる「志しある外交」についてたずねた。大臣から「(外務省の)対応が非常に遅いと感じることがある。自ら本音で行動する。」と外務省批判ともとれる本音を引き出した。

次に前回に続き日中関係について、「中国との関係は日米関係と同じくらい重要だ。」と認識を示した上で、日中首脳の政治交流がないことについて前回町村大臣が「小泉総理の靖国神社参拝に原因がある」と明確に認めたことについて「半年経って認識が変わったかどうかについて訊ねた。
町村大臣は 「昨年、日中首脳が海外で会談するなど外交的変化があった。」と明確な答弁を避けようとして審議が一時ストップしたが、最終的に靖国神社参拝に原因があることを認めた。

日米安全保障協議委員会(2+2)に関連して、自衛隊の関わりが問題になることから、その前提として「自衛隊の行くところは安全地帯」という小泉首相の認識と町村大臣も同じ認識かを質したが、要領の得ない答弁の繰り返しであった。

今後もこの問題については取り上げていく方針である。


2004.11.12  外務委員会で総理の靖国参拝問題を質す


町村外相の外交姿勢と日中関係を中心に質問した。

日中両国首脳の相互交流がすでに 3 年間行われていないという異常事態の中で、外務大臣にその原因を質したところ、「小泉総理の靖国神社参拝に原因がある」と明確に答えた。
また、「それぞれの考えがあり死生観やその国の立場というものがあり、靖国参拝についてはむしろ中国側が譲歩すべきだ。」と中国側に非があるかのような答弁をした。

さらに中国に関して、参議院が先般、発表した「政府開発援助(ODA)調査の派遣報告書」を引用して、中国でのODAの必要性や事後チェックを行っているか、などを質した。


2004. 8. 4  外務委員会において外務省改革の進捗状況などを質問

外務省の一連の不祥事に対する外務省改革の最終提案であった外務省の「組織改革」が8月1日より実施されており、この日の委員会で改革の内容について質した。

「看板の架け替えだけではダメ。職員は変わらないのだから同じ人がしっかりとした意識を持たなければならない。」という意見に対し、外務大臣は「組織だけでなく職員の意識改革とが両輪となっている。両輪を生かすも殺すも職員次第。」と賛意を示した。
今後、1)大使の任用の国会承認、2)大使の国会での報告制度の確立、に取り組むことを明らかにした。

2004. 6.11  文部科学委員会において東北文化学園大学問題を追及

郡山市が約2億円の賠償を求めている東北文化学園大学の返還能力について質した。
また、在学生の修学機会について文部科学省の積極的な対処をを促し、さらに大学の認可のあり方、事後のチェックについて指摘した。



2004. 6. 3及び6.10  憲法調査会における論議

6月3日(木)並びに10日(木)憲法調査会において発言した。 6月3日は小委員会ごとの報告の後、それらについて自由討議という形式をとった。
「二院制」について一部の委員は二院制の弊害を主張したが、それらは政党の党利党略の結果であり、制度の弊害によるものではないと主張した。むしろ衆議院が政権の選択、集中であり参議院は民意の反映ということを基本として、二院制度は守るべきであることを表明した。

6月10日は通常国会最後の調査会ということで自由討議であったため「九条」について発言した。
 憲法は手続きに乗って改正するとしても、段階的に調整可能なところから進めばいい。しかし九条については、本当に国民の中で改正すべきということが認識されているのか疑わしい。また、国際社会の中でも九条の考え方は広く知られ、特別な評価を得ている。そのため、九条の制約の中で国際貢献を行っていることが理解され、評価されていることから、この考え方は堅持すべきであることを表明した。

 

2004. 6. 1 外務委員会において拉致・核開発問題小委員会での質疑
外務委員会の中の小委員会である「拉致・核開発問題小委員会」において、慶應義塾大学の小此木政夫教授、特定失踪者問題調査会代表荒木和博氏を招いて小泉総理の再訪朝に関して質疑が行われた。

今回の訪朝は一定の評価はするが、最大の目的は横田めぐみさんら十人の安否確認と特定失踪者について金正日総書記から何らかの言質をとることではないかとの問いに「ご家族が帰ってきたことは評価するが、十人の安否が全く消息がなく、それ以外の人も全く無視されたといって言えなくもない状況には疑義を感じる」とのことであった。

さらに総理の家族会への報告に対して家族会への批判が高まっていることについての見解を聞いたところ、「拉致の全体像を政府が知らせてこなかったことに原因があるのではないか。十件十五人だけの問題でなくそれ以外の方はすでに数十年待たされている。問題ははるかに大きいということを政府だけでなく、国会でも説明してほしい。」と要望があった。
 

2004. 5.25 外務委員会で北朝鮮問題について質疑

川口外務大臣に対し小泉首相の北朝鮮再訪問について聞いた。
小泉総理の家族会への報告に対する家族会への非難に対し、家族会から「総理の努力に敬意を表するが、二十数年間自分の肉親を帰さない金正日総書記と数時間交渉し、未帰還者の真相解明を強く迫らなかったことに対する怒りがあった」との書簡を披露し、川口大臣に見解を聞いた。これに対し「帰ってこられた二家族だけでなく、十人の不明者、拉致された疑いのある人々など全く気持ちに差がなかったと思う。」と答弁があった。

また山崎自民党副総裁などの北朝鮮訪問を外務省として「関与していないし伺っていなかった」との答弁(藪中アジア大洋州局長)に「二元外交ではないか」と質した。
さらに小泉・金会談は90分間という短さで本当に日本の言うべきことを伝えることができたのか、経済制裁、食糧支援等について質疑を行った。
 

2004. 5.17 決算行政監視委員会分科会で質疑

難病患者の相談・支援センター、居宅支援の現状を指摘した。また、予防医学におけるパワーリハビリの導入、小規模作業所の障害者グループホーム、グループホームに入る前の宿泊訓練所の設置など制度改善と福祉予算の確保を質した。
 

2004. 5. 7 厚生労働委員会での年金問題での質疑

年金制度のあり方、国会議員の未納未加入問題による信頼の失墜等について坂口厚生労働大臣の認識を聞いた。
また、年金改革関連法案は次期国会も見据え審議を重ねるべきであると指摘し、政府案を支える出生率引き上げに向けた具体的な取り組みを質した。
 

2004. 4.27 文部科学委員会で東北文化学園大の不正を追求
文部科学委員会で郡山市に薬学部の建設準備を進めている東北文化学園大の虚偽申請疑惑について質問し、文科省がこれまでに進めた調査の結果、次の事が明らかになった。

1.二重帳簿の存在

2.現金寄付について申請書類に記載されている48億1000万円中、確かに寄付があったとみられるものは約7億円、それ以外の約40億円は寄付者が寄付の事実を否定している25億3000万円を含め、虚偽の可能性

3.現物寄付(教具)については申請書類に記載されている約15億1000万円中、確かに受け入れられていたものは約2億円分、それ以外の約13億円が虚偽であること

4.申請時の理事長が東北学院大卒業を東北大学大学院卒業と学歴詐称

5.実際には売買されていない土地を売買したように嘘の売買契約書を作成し、11億1000万円を設置許可申請書類の現金、保有金に計上した疑い